<NIPT(新型出生前検査)を受けることにする>
出生前検査にもいろいろあります。
➀非確定的検査 どの検査も安全性は高い
主な3種類を挙げます。
i) エコー エコーで胎児に異常がないか調べる
デメリット エコーで見えない障害もある。
ii) クアトロ検査 血液検査で21トリソミー(ダウン症)、18トリソミーの可能性がわかる。
デメリット ダウン症的中率は87%、18トリソミーは77%と高いものの、誤差がある。
iii) NIPT(新型出生前検査)血液検査で13,18,21トリソミーの可能性がわかる。
デメリット 的中率は99.9%と高いものの、費用が高い(20万ほど)
非確定的検査で陽性と分かったら、確定的検査を行います。
②確定的検査 ごくまれに流産のリスクがある
羊水検査 お腹に針を刺して、羊水を採取し、異常がないか調べる
デメリット 上で述べた、流産リスク
私は即決で、NIPTにしました。
なぜなら、、、、
<長女は100万分の1の確率の難病に二つもかかっているから!>
長女の先天性疾患の、視床下部過誤腫は100万に1人の疾患。
そして、今回の急性脳症も年間100人くらいしかならない希少疾患。
日本の人口が1億人としたら、やはり100万分の1くらいの確率でしょう。
99.9%の人はかからない病気に、長女は2回も罹っているのです。
NIPTで陰性と言われても、産まれてくるまで安心は全くできません。
けれど、検査はしておこうと思いました。
40歳で出産する人の、染色体異常発生率は1/65
低いと思う人もいるかもしれませんが、私はかなり高い確率だと思います。
49歳だと1/8まで上がるとか。
やはり、ある程度若い年に産んだ方がいいのは間違いないでしょう。
ただ、どの年代であっても、
3~5%の赤ちゃんには、先天性の疾患(染色体異常以外も含む)が出る
と書いてありました。
出生前検査でわかるのは、あくまで染色体異常の可能性だけ。
全体の先天性疾患の1/4に過ぎないのです。
長女の、視床下部過誤腫のような、遺伝子の突然変異の病気は
スルーしてしまうのです。
まだまだわからないことの方がはるかに多いのです。
<誰でも障害のある子の親になる可能性がある>
普通級の6.3%には、発達障害のお子さんがいるといわれています。
それと、上で述べた、先天性異常の確率(低い方で3%としても)を足したら、
全体の10%近くになります。
10人に1人です。
かなり高い確率です。
日本の人口が1億2000万人で、そのうちの1200万人が
何かしらの障害があると考えると、すごい人数だと思います。(東京都人口と同じくらい)
だから、誰でも障害のある子の親になる可能性もあるし、
自身が障害を持つ可能性もあるということです。
恥ずかしながら、長女の病気がわかるまでは、
私はそんなことを考えたことがありませんでした。
今後は、障害がある方(自分の長女を含め)がよりよく生きられる社会を
どのように作っていくかを真剣に考えねばならぬと思いました。
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