入院

リハビリが続く

<嚥下リハビリ>

 11月に入り、座位も安定し、唾液がこぼれる量も減ってきたので、

毎日、嚥下リハビリ、PT(理学療法、粗大運動)、ST(言語、手の運動)

をすることになりました。

 嚥下リハビリは、毎朝私が、嚥下訓練用のゼリーを

スプーンで一さじ食べさせて、反応を見るだけです。

毎日その様子を看護師さんに報告していました。

 毎回口はしっかり開けるものの、

ほとんど左の口の端からこぼれていました。

やはり、口の奥に食物を送り込むことが難しいようでした。

<PT(理学療法)>

 午前中はPT(粗大運動リハビリ)でした。

後ろから先生に支えてもらって歩く

階段の昇り降りをする、四つ這いの練習をする、などです。

 運動の嫌いな長女はぐずぐず言っていましたが、

体力はあるので、大人より長い、1時間をしっかりこなせていました

 PTは本人がイマイチやる気がなかったとしても、

割と大人主導でうまく進められるので、

目に見えて、成果が表れているように思いました。

そのうち歩けるようになるような雰囲気

がありました。

<うまくいかないST(言語、手の運動)>

  

 午前中のPTに関しては、成果が目に見えて現れてきたものの、

午後のSTに関しては、

停滞の雰囲気が否めませんでした。

 理由は、

手の不随意運動がかなりあるから

でした。

 「赤色のボールを取って渡してちょうだい」

と指示されても、

右手は不随意に顔に行ってしまう。

ボールを取ることはできても、

手から離すことはできない。

 手が自分の思い通り使えないので、

クレヨンで絵を描いたり、

アイパッドを操作することもできませんでした。

 午前中のPTのように成果が見られないので、

午後のPTは、体調の微妙さもあって

しんどい時間でした。

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