<大学病院は急性期むけの治療施設なので、、、>
10月31日に、首の点滴は外れました。
首の点滴が外れると、dvdの方向に向いたりもできるようになりました。
ベッドの上で座ることも上手になってきました。
首が左に倒れることもなく、姿勢もキープするのがうまくなってきました。
しかし、嚥下は相変わらずできず、
唾液がこぼれる量は減っているものの、
一日数回の着替えは必須でしたし、
経管栄養は、1日6回もされていました。
まだまだ入院は必要だと思っていたのですが、
主治医から退院の話がありました。
衝撃でした。
退院の理由としては、
➀大学病院はあくまで、急性期むけの施設。
長女は、急性期を過ぎており、全身状態も安定している。
②急性脳症には根本的な治療法がない。
リハビリで脳の回復を促すしかない。
病院ではあまりリハビリはやっていないから、
とのことでした。
理屈はよくわかります。
長女は、体の中自体は何も大きな問題がないからです。
しかし、今すぐ家に帰って、
経管栄養を私がやる自信は全くありませんでした。
その理由は、、、
<経管チューブ交換は地獄の苦しみ>
長女は、鼻から胃に管を通し、
鼻から水や栄養を胃に送っているのですが、
管が外れそうになったり、
管を入れて2週間たつと、経管チューブを交換する必要があります。
その交換が地獄の苦しみです。
なぜなら、鼻から管を通して、胃までもっていかないといけないからです。
インフルやコロナ検査より、はるかに管を深く突っ込むんです。
痛いし、苦しい。
看護師さんと私で、暴れる長女を押さえつけ、
体格のいいお医者さんが、長女の鼻の穴からチューブを突っ込んでいく。
入れた後は、管の入っている位置が問題ないか、レントゲンを撮って終了。
いやいや、これを私が一人でやるなんて不可能でしょ!
だいたい家でレントゲンなんて撮れないよ!
と言ったのですが、
いえ、管を入れるのは簡単ですし、
病院なので、万が一のことが起こったら困るので
念のためレントゲン撮っているだけで、
99.9%大丈夫ですから! とお医者さん。
いやいや、家では素人の私がやるんだよ?
長女押さえつけながら、管まで入れるなんて絶対無理!
病院も、退院に協力していただけると助かる、というスタンスなので、
強制はしないとのことなので、
しばらくは入院を続けることにしました。
この先どうなることやら、、、不安が続きます。