<脳がリセットされた状態>
医師の説明によると、
急性脳症により、長女の脳はリセットされた状態になっているとのことでした。
簡単に言うと、赤ちゃんの頃からやり直すような感じです。
運動も、首が座って、寝返りができるようになって、、、
という一連の流れを、また最初からできるようにリハビリしていくとのことでした。
何だか気が遠くなりそうな話です。
やんちゃなタイプのお子さんだと、一日で寝返りして動き出すそうですが、
大人しくて運動が嫌いなタイプの長女はそう簡単にはいかなそうです。
とりあえず、一日数時間、車椅子に体を固定して座る練習からスタートです。
<左側に体も首も倒れていく・・・>
平日は、30分ほど理学療法士の先生が、
病室にリハビリに来てくれます。
ベッドに座らせるのですが、支えていないと、体が左に倒れ、
首も左に倒れていきます。
姿勢を保つ部分が炎症を受けていることは明らかでした。
それに加えて、涎も垂れてくるので、
リハビリをしてもらいながら、私は後ろから涎を吹いていました。
長女は、重症心身障害児になっていました。
たった一日でここまでになってしまうとは、、、
<お風呂に入れるのが大変すぎる>
唾液を嚥下できないので、
服や髪の毛は唾液でびちゃびちゃでした。
一日に何回も着替えさせますが、
入浴させないときれいになりません。
院内保育士さんと一緒に、長女を移動ベッドに乗せて運び、
浴室に連れていきました。
座ることができないので、床にマットを敷いて、
そこに長女を寝かせて、二人で協力して洗っていくのですが、、、、
もともとお風呂が大嫌いな長女。
水や強風の音が嫌いなので、お風呂は泣き叫んでいました。
病気になる前は、お風呂のたびに「誰か助けて~!!」と叫びだす始末。
なので、長女を風呂に入れるときは疲れることが多かったです。
私が長女を押さえつけながら、体を洗い、
保育士さんにシャワーで流してもらうのですが、
まぁ泣きわめくこと!
声はまだ出ないですが、本能のままに抵抗してきます。
もしずっとこのままだったら、
1人で長女を風呂に入れるのはほぼ無理です。
せめて座れるようになってほしい。
マンションの浴室は狭いから、
大柄な長女を寝かせながら入れるのは厳しい。
今後どうなるのか非常に不安でした。