<かなり危険な状況>
長女はかかりつけの大学病院の救急に搬送されました。
すぐさま処置が施され、私は外の待合にいたのですが・・・
最初は処置室は扉が開いていました。
しばらくすると、看護師さんが
「先生、呼吸が! まずいです!」という声が聞こえ、
放送で「空いている先生、救急処置室に集合してください。」とアナウンスが流れました。
続々と処置室に先生たちが入っていきました。
私は心配になって、処置室に状況を聞きに行きましたが、
「状況が変わりましたらお知らせしますので、外でお待ちください。」
と言われ、扉が閉められてしまいました。
このままだと危ないのかもしれない、、、、とても不安でした。
<ICUへ>
30分くらいすると、少し状況が落ち着いたようで、
長女はICUの部屋に移動となりました。
まだ長女は痙攣していました。
ICUの家族待合で、主人と次女と待機しました。
お腹を空かせているであろう次女に、
院内コンビニで買った、雑炊を食べさせました。
夫婦は、パンなどを食べましたが、正直食欲などありませんでした。
長い待機時間が続きました。
すでに意識を失ってから3時間が経過しようとしていました。
午後9時になろうとしていました。
<髄膜炎検査>
処置室から、一人のお医者さんが出てきて、
状況を説明されました。
- 痙攣を止めないと、脳の機能に悪影響を及ぼすので、
痙攣止めを入れて何とか痙攣を止めようとしているが、
まだ痙攣は止まっていない。
- 痙攣止めは呼吸を止める作用があるので、今は人工呼吸器を使っている。(看護師さんが、呼吸が!と焦っていた理由が分かった)
- 髄膜炎だとまずいので、髄液を取って検査をする。
髄液を取るのって、かなり痛いんじゃ、、、、
心配でしたが、必要な検査なので仕方ありません。
呼吸を止めてまで、痙攣を止めないといけないって、
痙攣はまずい症状なんだなと思いました。
<ウイルス検査>
幸いなことに、髄膜炎ではありませんでした。
ウイルス検査も行われましたが、
- コロナ 陰性
- インフル 陰性
- ヒトメタヒューモウィルス 陽性
<ヒトメタヒューモウイルス???>
ヒトメタヒューモウィルスなんて聞いたことありませんでしたが、
喉の痛みや咳などを起こすウィルスで、
誰でもかかるごくありふれたウイルスとのことでした。
ウイルス自体は無限にあるが、
どのウイルスにかかったかを同定することが重要なのでなく、
とにかく痙攣を止めることが大事とのこと。
この痙攣が熱性痙攣かどうかは分からないが、
熱性痙攣なら、かなりひどい部類とのことでした。
説明された先生は、その後長女の処置に戻られました。
また長い待機時間が続きました。
<痙攣は何とか収まったが・・・>
痙攣が何とか収まったのは、0時過ぎ。
しばらく入院が必要とのことで、
夥しい入院書類、同意書への記入を求められました。
帰宅したのは1時を過ぎていました。
疲労困憊でした。
痙攣は収まったものの、もう大丈夫と言われたわけでないので
とても心配でした。