<長女の就学先決定>
結論から言うと、
地元の公立の支援級です。
ただ紆余曲折ありましたし、
本当にこの選択でいいのかは
今でも非常に悩んでいます。
<最初は支援学校のつもりだった>
話せなくなったし、
左手がうまく使えず、
身辺自立がうまくいかなくなったから、
絶対支援学校しかないと思っていました。
しかし、支援学校の見学に行ってみて、
8割が男の子、
暴れている男の子を見て、
怖がり出す長女を見て
ん?支援学校以外も見た方がいいのかな、
と迷いだしました。
コミュニケーションを取れそうな子が
ほとんどいないのも気になりました。
昔教育実習で行った支援学校は、
話せるお子さんがかなりいたし、
男女比も半々くらいだったのですが、
学校によりかなり違うのだなと思いました。
長女はお友達が大好きで、
半年ぶりに通う保育園で、
お友達と触れ合うのが
嬉しくて仕方ない様子でした。
支援学校だとなかなかお友達と
コミュニケーションがとりづらそう
というのも迷いだした大きな要因でした。
とは言え、話せなくなり、
おむつも外れていない、
身辺自立もまだまだな長女が
支援級なんていけるのか?
私の時代なら
間違いなく支援学校
(当時は養護学校と言っていたので、
私は今でも時々養護学校と言ってしまいますが)
だったからです。
<教育相談では、支援級を勧められる>
今住んでいるA市の
教育委員会の先生との
教育相談が
9月末にありました。
支援級希望で出したけど、
話せなくなったし、
本当に支援級でやっていけるか不安なので、
支援学校にしたほうがいいのか
迷っています。
と伝えたのですが、、、
教育委員会の先生の返答は
支援級でいいと思います!
とのことでした。
障害がある子供も地域の小学校で
混ざって学ぶと言うのが、
A市の方針ですから!
とのことですが、、
保護者が希望すれば、
どれだけ障害が重くても支援級
で受け入れます。
こちらからは断ることはないので、
長女さんも大丈夫です。
ということで、、
保育園での長女の様子を見て、
集団の輪を乱したり、
他害をするタイプでない。
空気をかなり読むタイプである。
かつては話せていて、
ひらがなも読めていたから
回復の余地もある
とのことで
支援級でいいですよとのことでした。
もう支援級ということで
決定でよろしいですか?
と言われ、
いやいや、
ちょっと待ってください!
まだ支援学校のほうがいいかもと
迷っているんで、、、
と言って
結論を先延ばしにして、
教育相談は終わりました。
どれだけ障害が重くても
支援級で受け入れると言われても
じゃあそれで安心とは
簡単には判断できないからです。
<支援級に入りたくても入れない人がいる>
どれだけ重度でも支援級受け入れますよ、
という一方で、
A市では、発達指数が70あると、
どれだけ困難を抱えていたとしても
普通級に入れられます。
発達指数70
健常のお子さんの平均が100くらいなので、
7割くらい。
このレベルだと
普通級はかなりきついはず。
なのに、普通級に入れてしまうのは
かなり乱暴なのでは?
その一方で、重症心身障害レベルであっても
支援級は受け入れる。
どう考えても支援学校向けであっても。
なんかおかしい気がする。
明らかに支援学校の方がいい児童には
支援学校を勧め、
発達指数が基準以上でも、
普通級ではきつい児童は
支援級に入れるという
柔軟な対応が必要でないのか
と思います。
親の決めた進路に学校は従う
と言うのが、A市の方針みたいですが、
本人や学校現場に
混乱や不安を与えるような選択ならば、
教育相談の場で、
こちらの方がいいと思います、くらい
言ってもいいとは思うんですが、、
私はそういうアドバイスみたいなのが
もらえると思っていたのですが、、、
<支援学校がパンクしそうだから支援級を勧めてる?>
他の自治体(B市)の教育相談も
行ったのですが、
支援学校が
100人くらい定員オーバー
らしいです。
B市も、A市と同じく
どれだけ障害が重度でも
医療ケアがあっても
受け入れますとの
方針でした。
対応していただいた男の先生が
若くてイケメンだったので、
イケメン好きの長女は
終始ニコニコで、
おとなしく静かにしていたので、
長女さんなら
十分B市の支援級で大丈夫ですよ、
と言われました。
いやいや、違うんですよ!
もしハゲの爺さんの先生だったら
ギャーギャー泣いたりしますから!
イケメンを見ると
ころっと変わる子なんです、
この子は!
話がそれましたが、
支援学校がパンク状態だから、
昔なら間違いなく
支援学校レベルの児童でも
支援級で受け入れざるを得なくなっている
のかなと思いました。
長女も昔なら
間違いなく、
支援学校と言われるレベルです。
<支援級の人員は足りていない>
一般的に、支援級担任は
8人の児童を受け持ちます。
もちろん、
普通級は30人ほど児童がいるわけですから、
それに比べたら少ないですが、
医療ケアを要する児童や、
長女のような話せない児童もいるわけですから、
8人でも多すぎるんでないの?
と不安でした。
地元の小学校は
12人の支援級児童に対し、
支援級担任が3人、
あとパートの支援員さんが複数いるので、
他の自治体よりは恵まれているものの、
詳しくはかけませんが、
やはり、
個別の対応はなかなかできていないのが現状です。
オープンスクールでも、
人員不足で
支援級児童が放置されている場面を
目の当たりにし、
最初は支援級に行かせてみるが、
なかなかうまく行かないようなら
(放置が多くて、身辺自立が進まないなら)
支援学校に切り替える方がいいかも
と思いました。
今、保育園で加配の先生が
しっかりついているのに、
小学校になるとそれがかなり手薄になるので、
おそらく長女も
不安が大きくなるのでは、
と心配です。
前のように話せるようになると
また違うのですが、、
<人員不足のインクルーシブ教育はメリットなし>
インクルーシブ教育に反対するつもりはないんです。
ただ、重度の児童であっても
受け入れる方針なら、
今の人員だと絶対無理
と思います。
普通級であっても、配慮のいる児童はいます。
そういう児童も見ながら、
さらに配慮のいる支援級の児童もいて、、
普通に考えて
かなりきつい状況と
思います。
支援級担任を最低でも今の倍、
配慮のいる児童には常時支援員をつける
などの人員対策を
もっとしてほしいと思います。
それくらいしないと
インクルーシブ教育は
絵に描いた餅、
現場を混乱させる要因にしか
ならんと思います。